天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

村上龍の読書論がドライすぎる

 

村上龍文学的エッセイ集

村上龍文学的エッセイ集

 

この本は1998年から2005年くらいの間に書かれたエッセイを集めた本ですね。今回この本を紹介しようと思ったのは龍さんの読書感を表してる一篇があって、面白いなぁと思ったからです。引用してみます。

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まるごと受け止める勇気を描いているこの物語に落涙

 

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

 

 読んだあとにこの小説って何が書いてあったんだろう?と反芻すると、読み終わった直後よりも、正解ではないのかもしれないけれど自分なりの答えが浮かび上がってきて
うわぁ~と全身が締め付けられるようなまたは何か見えない力強い「何か」に抱きしめられるような感覚になるときがあります。今回ご紹介するのはまさにそんな小説。

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そのアイデアは誰をハッピーにしますか?

 

多発発想 アイデア・ダンプ

多発発想 アイデア・ダンプ

 

 【最高のアイデアを思いつく3つのステップ】

STEP1 マインドセットを行う
①誰に向けてのアイデアか?
②ターゲットに伝えたい「メリット」「問題の解決方法」を決める
③誓いを立てる

STEP2 メインテーマについてアイデアを出す
①メインテーマについて、アイデアを30個出す
②少し休んで、アイデアをもう10個出す
③いったんゆっくりと休む
④最後に、アイデアをもう10個出す

STEP3 アイデアを仕上げる
①キーワードの背景にある「意味」を知る
②そのまま、アイデアにする。あるいは、加工する。
以上!とてもシンプルな手法です。

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AIをモチーフにして作者が投げかけてくる生身の人間への問いかけが鋭すぎるマンガ

 

AIの遺電子 2 (少年チャンピオン・コミックス)

AIの遺電子 2 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 収録作品の中で最も印象的だったエピソードのネタバレです!!

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苦味と甘味のブレンドが絶妙すぎる大人のためのメルヘンな短編集

 

ダック・コール (ハヤカワ文庫JA)

ダック・コール (ハヤカワ文庫JA)

 

 日本のハードボイルドの中では伝説的な作品と言われているこの小説。実はハードボイルドというよりも大人のメルヘンという感じの優しくてhappyな気分にさせてくれる短編集です。

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よしもとばななさんと村上春樹さんの交流エピソードが面白い

 

人生のこつあれこれ2013 (新潮文庫)

人生のこつあれこれ2013 (新潮文庫)

 

よしもとばななさんは初期の小説しか読んでなかったんだけど、この日記のようなエッセイを読んだら、その読む人を惹きつける恐ろしいまでのチカラに恐れ入りました。
読み出すと止まらないのです。

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小説の正しい読み方をマスターすると今より小説が面白く読めるようになるらしいです。

 

小説の読み方の教科書

小説の読み方の教科書

 

 もしドラの岩崎さんが書いた小説の読み方の本。岩崎さんによれば、小説は好き勝手に読めば良いわけではなく、正しい読む方法が存在する。そして正しく読めば他のどんなエンターテイメントもかなわない最高のものだという。どういうことかといいますと・・・。

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