【書評】シリコンバレー式よい休息☆速読研究No3
自己流速読術を研究中です。今回読んだ本はこちら。
なかなか面白い一冊でした。内容としては・・・
休息というのは生産性や生きる楽しみを実感するためには無くてはならないものであることを、文献や著名人のエピソードを参照しながら語っている本です。
で、休息といっても、脳はただぼーっとしているわけでなくてDMN(デフォルトモードネットワーク)といって、仕事や読書などの活動をしている状態と変わらないほど活動的であること。
つまり意識的に考えている時間以外のぼーっとしていると、表面的には見える時に「ひらめき」が生まれる理由はDMNが活発に自由に動いた結果だということ。
ということで著者は積極的に「休息」をとること,つまり戦略的休息をとろうと提案しています。
面白いな、と思ったのは効果的な休息の4つの要素。
①リラクゼーション
②コントロール
③達成経験
④心理的デタッチメント
ということです。
で、この要素が足りない休息というのは、食べ物で例えるとジャンクフードのようなもので、本業に戻ったときの回復効果は少ないということです。
つまりできるだけ本業と離れた、自分でコントロールできる、その時々でやりっきった!と目に見える経験を伴う休息をする、というのが大事なようです。
例えばデスクワークばかりの仕事の人が休みの日に日曜大工で自家製のテーブルを作り上げる、なんて趣味は最高の休息になるということですね。
さて今回の速読データ。ざっくりこの本の文字数は500文字(1ページあたり)✕280ページ=14万文字。翻訳本ですが、専門用語も少なく読みやすいでです。難易度は10点満点で表すと5というところでしょうか。(難易度最高点が10)かなり読みやすい本です。
読み方としては、メトロノームのテンポは150。上から下まで一行そのままをリズムに合わせて、ぱっぱっぱっと一目で読んでいきました。初読だったので、わからない場所があったら、進まずに戻って読み直しました。で、気になる箇所、読んでいて思いついた発想などは別途ノートに書きました。
その結果かかった時間は1時間4分(64分)。ということで、1分間あたり2187文字でした。本の内容、速読の練習としてもなかなか良い体験でした。