天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

現実的な速読研究☆メトロノーム活用編

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BOOKOFFのCMの速読王みたいに1日4000冊読めたらいいなぁと思うんですが、残念ながら私には絶対ムリそうです(^^)

ということで、現実的な速読法を日々研究しております。今日はメトロノームを使った速読実験を試しました。方法としては・・・。

 メトロノームのトントントンというテンポに合わせて、一行ずつ読んでいくという方法です。基本的には読んでいて理解できていなくても、リズムに合わせてズンズン進んでいくという読み方です。

まずiPhoneアプリで無料のメトロノームアプリを探しました。いくつか試しましたが、以下のアプリが気に入りました。

mp-app.net

そして実験として今日読んだ本は再読回数に関しては自分の中ではトップクラスのこちらのコインロッカー・ベイビーズ。(あえてストーリー展開が頭に入っている本を選びました)

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

 

で、メトロノームのテンポなんですが、まずは100としてみました。(一分間に100回ということですね) で、コインロッカー・ベイビーズのページあたりの文字数は完全に文字で埋まっているとすると38✕17=646。

で、実際は改行などでの空白部分もありますので1ページあたり500文字としておきます。で、17行ですので、500÷17=29.4117........。ということで一行あたり約30文字。で、テンポが100なので1分間に3000文字を読んでいくことになります。

で、この本の最終ページは562ページですが(7ページから始まるので)555ページ。ということで文字数としては277500文字。1分間で3000文字読んでいくとすると1時間32分で読み終わる計算になります。

まぁびっくりするようなスピードというわけでもありませんが、500ページ超えの長編小説を1時間30分で読了できればそれなりに良いんじゃないでしょうか?

ということで実際に読んでみました。iPhoneのストップウオッチスタート。で、その結果・・・。

2時間45分でした。う〜ん、予定していた時間に比べると予想外に時間がかかってしまいました。一応テンポに合わせて読んではいるんですが、ところどころ追いつかないところも出てくるし、あまりに状況が理解できない場面があった時は、前のページに戻ったりもしていましたので・・・。

しかし、ここが一番肝心なのですが、読んでいてこの小説やっぱり面白れ〜と感じるくらいにのめり込んじゃいました。

通常自分の読書スピードは1時間100ページくらいが平均です。なので通常であれば550ページのコインロッカー・ベイビーズは5時間かかってもおかしくはないのです。ところがメトロノームを使うことによってテンポを保ち、リズム良く読んでいくことによって3時間を切り、なおかつ充分に内容を楽しめました。

ということで、今回の結論としては、読書の際にメトロノームを使うというのはなかなか良い方法かもしれない、という結論です。