【自分ハック】ナッジ理論で運動習慣をつける
ナッジっていう言葉を最近たまに聞きます。もともとの言葉の意味的にはひじでそっと押すってことらしいですけど、行動経済学的にはこんな定義らしいです。
選択肢を奪ったりルールで禁止するのではなく、仕組み(デザイン)を変えることでひとびとをよりよい選択に誘導していくこと
だそうです。ひじをつついて行動を促すようなものってことでしょうかね。出典はこの本。
「読まなくてもいい本」の読書案内 ――知の最前線を5日間で探検する
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/11/25
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ついでに、この本に書いてある具体例がわかりやすいので引用します。
学校のカフェテリア(食堂)から(不健康な)フライドポテトを外せば、それを不満に思う生徒が出てくるだろう。学校帰りにLサイズのマックフライポテトをドカ食いするようでは、どんな努力も水の泡だ。
だったら、健康にいいサラダを前に、フライドポテトを棚のいちばん奥に置くように配置してみればいい。カフェテリアにフライドポテトがあるのにそれを選ばなかったなら、自分の意志で決めたことだから、生徒はその選択に満足するだろう。そのことで「もしかしてフライドポテトはそんなに好きじゃないのかも」と思うようになればしめたものだ。
ということです。わかりやすいです、この例。ちょっとした面倒(ここでは手をいつもより伸ばす)があるだけで、躊躇する行動ってすごく多い気がします。反対にサラダを手前に置いたように、望ましい行動をとるハードルを少し下げただけで、サラダをとる確率も変わってくる、というのもわかります。その心理を意図的に使って人の行動を誘導するってのが、ナッジなんですね。
で、考えたんですよね。このナッジを使って自分にとっての良い習慣を身につけられないだろうか?って。
すると、ひとつ思いついたんです。
突然ですけど自分せんべいが大好きなんですよ。ポテチなんかよりもだんぜんせんべい。もう食べ始めると止まらなくなるくらいせんべいが好きなんですね。特に好きなのはこれ。
三幸製菓のぱりんこ。塩味の加減が絶妙なんですね。で、考えたのは今自分が身につけたいと考えている運動習慣をつけるということに、このぱりんこを利用できないだろうか?ということ。
で、思いつきました。こんなものをぱりんこに貼り付けてみました。
付箋に運動メニューを書いて貼り付けたんですね。で、このメニューを消化しない限りぱりんこを食べてはならんというぱりんこ禁止令を出しました。
するとどうでしょう?
ぱりんこを食べたい一心で運動するんですね、自分。
で、すごい今、筋肉痛です。全身がぷるぷるいってます。
でも考えてみると、運動習慣をつけるの大事ですけど、ぱりんこを食べすぎないようにするというナッジも考えるべきかもしれないですね。
またなんか考えます。