天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

【自分ハック】デカルトも読めちゃった読書術

カッコつけて買ったはいいけど、10ページ読んだくらいでギブアップ。そんで10数年も積読になってる本ってないですか?例えば、岩波文庫の赤とか、岩波文庫の青とか・・・(笑)

どうせ買っても、読めないだろうなぁと思いつつ、ついつい買っちゃうんですよね。あのベージュの背表紙。本棚に並んでるだけで、なんか自分が賢くなったような気がして(笑)

で、私の本棚には、そんな本がたくさんあるんですが、やはりいつかは、ちゃんと読んでみたい。ということで、今まで、いろんな読書術というツールを試して何度かチャレンジはしています。例えば・・・・

 松岡正剛さんのマーキングしながらの読書法の真似をしたり。

f:id:lifeofdij:20180208200622j:plain

 画像は以下の本の185ページを撮影。

知の編集術 (講談社現代新書)

知の編集術 (講談社現代新書)

 

 それから、齋藤孝さんの三色ボールペン式読書法を試したり・・・。

f:id:lifeofdij:20180208201055j:plain

 

三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))

三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))

 

 どちらの方法もけっこう役にたったんですが、残念ながら、岩波文庫を読み切るまではいたりませんでした。

で、正直なところ、やはり私では岩波文庫は読み切れないのか!と本棚を見つめて、断捨離も考えていたんですが、突然、面白いアイデアが浮かんできました。

そういえば、昔から人の話を聞く時に、言ってることを、メモ帳になにも考えずに、そのまま、聴こえたとおり、書き写すと、けっこう、集中するよよなぁ、と。ならばそれを読書に利用できないかと・・・。

で、読みながらノートにペンが動くままメモったりしてみました。これはなかなか悪くない。結構集中できる。だけど、読みながらメモっているので、字が汚すぎて何を書いているかわからない。それに本からノートに視点が移るというのも読書の流れが途切れてしまう。だからイマイチ。

どうしようと思ったんですが、別にノートじゃなくて、そのまま本に書いてもいんじゃないか?と思いました。でも欄外に書いたとしても、また字が汚くて、後で読めないだろうし、再読するのも気が進まないほど、美観を損ねそう。

ならば、本の活字自体をそのままなぞって書いたらどうだろう?と思いつく。ペン習字の見本をなぞるみたいに齋藤孝先生の三色ボールペン式の方法を流用して、赤青緑の色分けをしたらどうだろう?みたいな。で、試してみました。読んだ本はこれ。

方法序説 (岩波文庫)

方法序説 (岩波文庫)

 

 この本薄いんですけど、やっぱり以前は読破できなかった一冊。でも、今回は新しい読書術で改めて挑戦。こんな感じ。

f:id:lifeofdij:20180208202718j:plain

こんな感じ。自分でとりあえず決めたルール

①主語と文章の行き先を示す接続語は黒でなぞり太字にする。

②面白い記述は緑でなぞる。

③大事そうな部分は青でなぞる

④すごく大事な部分は赤でなぞる

という感じでやってみたら、すごく集中して読めました。大成功。そして10数年、積ん読だったデカルトをついに読了!

この部分が出てきた時はけっこう感動しました。

我思う故に我あり!こういう文脈でこの言葉が出てくるのか、と。

f:id:lifeofdij:20180208203431j:plain

まだ、始めたばかりの自己流読書術ですが、どんどん改良して積読中のお固い本を制覇していきます。