天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

【自分ハック】瞑想(もどき)状態にあっという間に入る方法を考えた。

瞑想が良いというのはよく聞きますけどなかなか続きません。だから続けるための良い方法がないかぁ、または続けられそうな、同じような効果があるものはないかなぁなんて考えていました。すると、今読み始めているこの本にヒントになりそうなことが書いてありました。

利き脳論

利き脳論

 

JJと紹介された当時31歳の右手利きのアメリカ人女性は、16歳の時に、自分の精神的、情緒的な状態を意のままに変えることができることを知り、日常生活や学業に利用していたということである。

〜中略〜

「わたし(ミー)」と彼女が名付けた意識状態では、この女性はビジネスウーマンであって、いろいろと計画を立て、書き物をし、計算をやり、チェスやスクランブルゲームをし、逐次的にドライブをし、情報を得るために本を読み、また楽譜を読んでいた。感情は、新たな状況、人と会う時、対面時、論理的な議論をするとき、時間を気にするときに向けられ、怒りの気分であった。

もう一方の「それ(イット)」と呼んだ意識状態では彼女は園芸家であって、ガーデニングをし、絵やデザイン、そしてスポーツを楽しみ、音楽をかけ、楽しみで読書をしていた。感情は友達と一緒のときに向けられ、オープンなもの、セクシーな気分のもの、くつろいだもの、リラックスしたもの、そして疲れたときのためだった。

彼女は、いわゆる 右脳と左脳と呼ばれている脳機能の優位性状態を意識的にスイッチできる、ということです。最近は右脳左脳という区分けはどうなのか?とも言われていますが、今回は比喩的に右脳左脳という言葉で考えるとします。もしも彼女のように、右脳左脳を切り分けられたらめちゃくちゃ便利そうですよね。

で、この右脳的と思われる「それ(イット)」状態って、もしかしたら、瞑想が目指している状態に近いのではないのか?と思ったんですよ。言語や論理から離れて意識が自由な状態という感じが。で、続かない瞑想をしなくても、意識的に楽に瞑想が目指す状態に入れる方法はないだろうか?と考えていたら思い出した本がありました。

脳の右側で描け

脳の右側で描け

 

 この本では面白い絵の描き方の練習方法がふたつ紹介されています。ひとつめは書き写す絵を反対にして模写するという方法。

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もうひとつは利き手とは反対の手で描くという方法です。

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自分でも左手で書いてみました。

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実際に試してみると、日常の脳の状態とはかなり違うし、普通に絵を描くときとも、ぜんぜん違うんですよ。ぎこちない手でどうにか、見たままを、書き写すので精一杯。言葉でここはああなって、こうなってるはずだ、という知識が鉛筆を持つ手の邪魔をしないんです。

で、個人的な感想にすぎないんですが、やはり、利き手と反対で絵をぎこちなく書いている最中は瞑想状態に近いような気がしました。書き終わったあと、頭の中をシェイクされたような、ストレッチをしたような、妙なスッキリ感があります。ということで簡単に瞑想(もどき)状態に入れる方法は利き手と反対の手で絵を描くという話でした。瞑想が続かないという方がいらっしゃったら一度試してみてください。