天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

IoTアパートはどこまで進化するか?

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1月19日のWBSで放送されていたIoTアパートというのが興味深かったです。玄関を開けると照明がついて、エアコンが自動でスタートする、それから設置されたカメラで違法侵入があったときはスマホに知らせてくれる、みたいな感じ。

家賃は相場より5000円ほど高いそうですが、人気があって満室が続いているそうです。業者側の設置費用は一部屋あたり175000円で4年で回収できるということ。現在4000室ほど稼働していて、年内に1万室を目指しているらしいです。借りる側としても5000円余計に払うだけで便利な部屋に住めたらお得感は強いでしょうね。

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で、このニュースを見て思い出したのがレイ・ブラッドベリの刺青の男に収録されている「未来の家」を題材にした「草原」という短編小説。後味の悪いディストピア小説なんですが、設定のアイデアが面白いんですよ。

その未来の家というのは住む人の精神に感応して望みどおりの風景を部屋に作ってくれるんです。物語は子供の部屋がジャングルになっちゃって、さぁ大変、という話なんですが、もしかしたら、この望みどおりの風景を作ってくれる部屋というのはもしかしたら遠くない未来に実用化されるかもしれませんね。

リビングに南国のビーチの風景を映し出したりとか、寝室に満天の星がきらめく砂漠の風景を映し出すとか・・・。フォログラムなんかの技術もどんどん実用的になっていくから可能になるかも。

まぁそうなると家の中がますます快適になり過ぎて人類総引きこもり状態にならないように気を付けないとですね(^^)

刺青の男〔新装版〕 (ハヤカワ文庫SF)

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