天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

寒さが少しだけ和らぐ冬の唄

 

北国の少女

北国の少女

 

 プライムミュージックで聴ける名曲 ⑥

【北国の少女/ボブ・ディラン

雪が降りましたね。皆さまお足元お気をつけください。

さて、前から思ってたことがあるんですが、夏の暑い時に「暑いなぁ、暑いなぁ」と言い合っていると余計暑苦しくなる気がするんですが、反対に冬の寒い日に「寒いねぇ〜」と言い合っていると、なぜか寒さが少し和らぐ気がします。そう感じるのは私だけでしょうか(^^)

さて、今回ご紹介する一曲は息を白くさせながら「寒いねぇ〜」と、ぼそぼそと言っているような印象の曲です。邦題が北国の少女となっています。日本語訳を読んでみると、寒い北国に住んでいる別れた恋人のことを歌っているようです。

川が凍り夏が去り
雪の舞い散る中を行くのなら
あの娘がコートを着ているか
どうか見てきて欲しい
あの娘が寒さに震えていないか

ディランの弾くアコースティック・ギターアルペジオがちらちらと舞い散る粉雪みたいな印象ですし、ディランも「寒いねぇ〜」という感じで切々と歌っているように思えます。で、私はこの曲を聴いてると前述した通り少し寒さが和らぎ心が少し暖まるのです。どうしてなんでしょうね。

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