天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

エリートじゃないからこそ、運動しなきゃと思ってしまった一冊

 

世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

 

私、最近、腹だけ出てきちゃって前かがみになるとキツい(笑)ということで家にある運動系の本を引っ張り出してみました。どんな本かといいますと・・・。

 

著者の田村さんは元参議院議員。テレビの政治バラエティに時折出演して派手で変わったネクタイをしていて目立っていた記憶があります。まぁもともとエリートの方なのかと思いますが、そんな田村さんが主に運動や食事などの具体的方法を実際、世界で活躍しているエリートに取材してご自身でまとめた一冊ですね。

 

特に目新しい情報もないですが、タイトルの通り、運動しながら本を読むと頭に入りやすいですよ、なぜなら、海馬が活性化されるからですよ、みたいなことが書いてありますね。それから短時間で運動効果抜群のクロスフィットが図解入りで解説してあります。これはかなりキツそうで自分には無理っぽい。

 

出来そうな提案としては週一日だけのベジタリアンというやつかなぁ。一週間に一日だけでも肉抜きの日を作る、ということですね。自分もたまに野菜だけで食事を済ますことがあるんですが、内臓に負担をかけないからなのか、その日は調子よくなりますね。まぁ、何事もバランスですから毎日ではなく週に一回とか、無理ないところでやってみたいアイデアですね。

 

それから今年の春亡くなった渡部昇一さんのお話が少し出ていた興味深かったです。
田村氏「ご多忙な中、時間管理はどうしてますか?」
渡部氏「長生きだよ。長生きすることを視野に入れればなんだってできる」

 

田村氏の見解

あの年までにこれをやっておかねば、と常に常識にとらわれ、あくせくしているが、
渡部氏のように、100歳まで健康で頑張る、と仮定すれば、
もっとゆったり物事に取り組める。


ライフシフトに書かれていたことともつながってきますね。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 ちなみに渡部氏の代名詞的名著といえばこの本。

 

知的生活の方法 (講談社現代新書)

知的生活の方法 (講談社現代新書)