ジョブ理論からAppleの成功の秘密を推理する
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: 単行本
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埋もれがちなジョブをうまく取り込んで成功した企業の代表がアップルだと思う。
その隠れたジョブのひとつとして考えられるのが「心地の良いものに触れていたい」
という人間の欲求を満たす製品を作るということではないだろうか。例えば・・・。
触覚って結構大事だ。例えば服なんかだとデザインも大事だろうけど着心地や肌触りってすごく大事にされている。だけどデジタル・ガジェットの世界で顧客の触覚、つまりさわり心地の良さを意識している企業って少ないと思う。
見ていて気持ちの良いデザインのデジタル・ガジェット、聞いていて気持ちの良い音をだすデジタル・ガジェット。それから性能の良いデジタル・ガジェットなどはアップル製品意外にもたくさんある。
でも僕が知る限り触っているのが気持ちの良いコンピュータはMacしかないし、スマホはiPhoneしかない。ついでにiPodのくるくる回すホイールみたいに操作するのが気持ちの良い音楽プレイヤーって過去にはなかったと思う。
あくまで個人的な感じ方でしかないがそのように思う私のような人間がいることは確かだ。そして同じように感じている人間は少なくはないだろう。人間の究極のジョブは快を満たし、不快を避けることだ。
で、アップルの成功というのは競合他社が注目していなかった触覚の気持ちよさという
快の提供に力を入れたところではないだろうか?さわり心地の良い機械の提供って
結構埋もれたジョブではないでしょうか?そういえば創業者の名前も奇しくもジョブズですね。名前の通りたくさんの顧客のジョブを満たした人だったわけですね。
おまけ情報
先日Macbookの故障のためアップルのサポート・センターに電話しました。即つながり、対応も完璧でした。ついでに保留音がなんとザ・スミスでした!
- アーティスト: ザ・スミス
- 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: CD
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2017/09/06