天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

鬼速PDCAを超える神速PDCAとは?

 

鬼速PDCA

鬼速PDCA

 

 

鬼速PDCAという本がありましたが、人工知能による社会のAI化というのは、モノがPDCAというフレームワークを覚える、さらに神がかった速度でPDCAを繰り返す、ということなのだろうと思いました。


産業革命から始まる工業化の肝というのは、モノに蒸気や電気の力をつけることによって、生産性を上げるということだった。例えるならモノに「筋肉」をつけてみた、というところ。でも筋肉だけでは動かないので人間が考えて筋肉を動かすスイッチを押す必要があった。PDCAでいえばDとAのみを愚直に実行した。


対してAI化というのはモノに能力(考える力)を付け加える。つまりモノに脳みそを与えるというのがAI化ということなんだろうと思う。考えることができるのだから、PDCAのDを実行したあと、CをAI自身で行い、更に自身でAも行う。もしかしたらPも自分で考えるかもしれない。ということはAI化というのはモノにPDCAをマスターさせるということだ。


その結果何が生まれるか?失敗を反省して別なやり方を検討して行動するというモノが生まれる。で、モノは反省するかもしれないけど、落ち込まない、愚痴らない、いじけない、怒らない(笑)


だからPDCAを鬼のような速度で実行することが出来る。そしてそのAIをネットにつなげてしまえば別のモノのPDCAの結果も共有し自身のPとCに反映させることが出来ます。結果的に神がかったPDCAが実行されるということになりますね。ということでAI化とは「神速PDCAかもね、という話でした。