天然誤読生活

誤読とそら耳を恐れない書評と音楽レビューとトンデモ理論を書き散らすハートに火をつけて(くれるかもしれない)ブログです。

2018-01-12から1日間の記事一覧

ワーキングメモリを鍛えるため、またまたひたすら要約してみた

脳のワーキングメモリを鍛える! 情報を選ぶ・つなぐ・活用する 作者: トレーシー・アロウェイ,ロス・アロウェイ,栗木さつき 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2013/12/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 最近物覚えが…

紙版で買って手元に置いておきたい発想術の決定版的な一冊

アイデア大全 作者: 読書猿 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2017/03/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る ものすごいブログを書いていた読書猿さんがついに書籍を出した!ということで当然入手。Kindle版買わなくてよかった…

ストレスを力に変えるためにひたすら要約してみた

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 作者: ケリー・マクゴニガル,神崎朗子 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2015/10/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る <イントロダクション> 著者は世間一般で云われている通りストレス…

水道橋博士ほど天才っていわれる人と付き合いの多い人はいなそうだな?と思わせるエッセイ集

藝人春秋 (文春文庫) 作者: 水道橋博士 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る 先日【響き】というマンガで天才について考えましたが、この水道橋博士の本はリアルな天才と(そこそこ才能のある)…

カセットテープに洋楽をエアチェックしていた世代必読のエッセイ集

田舎でロックンロール 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/10/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る この本は大変面白い小説を書く奥田さんが、自らの少年時代を綴ったエッセイ集です。具体的には1972年から…

近くに本物の天才がいるとどんな気持ちになるのか?を仮想体験できるマンガ

響?小説家になる方法?(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス) 作者: 柳本光晴 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/01/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 私は見たことも会ったこともありませんが「天才」という人種は実際い…

鬼とか魔とか呪いの正体ってなんぞや?と考えさせられるマンガ

特別のEGOIST(1) (ビッグコミックス) 作者: 楠みちはる 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/07/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る これは面白い。現在漫画誌に連載中で単行本は三巻までしか出ていないですが、どうやって話の決着をつ…

”もののあはれ”という概念とSFを結合するとどんな物語が生まれるのか?

紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ケンリュウ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2015/05/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (9件) を見る 「もののあはれ」という極めて日本的な概念がありますが、これを違う国の人に、または同じ…

一ヶ月間ネット断ちするとどうなるか?という著者の実体験が面白い一冊

オンライン・バカ -常時接続の世界がわたしたちにしていること- 作者: マイケル・ハリス,松浦俊輔 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2015/08/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 邦題が「オンラインバカ」と苦笑してしまうタイトル。加えて文章…

Win95の開発メンバーに再会したら全員Macbookを使っていた、という話に驚いた。

これが「買い」だ:私のキュレーション術 作者: 成毛眞 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/04/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る この本は週刊新潮でのコラム連載をまとめたものですね。あいかわらずふてぶてしいオ…

エリートじゃないからこそ、運動しなきゃと思ってしまった一冊

世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか? 作者: 田村耕太郎 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2013/04/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 私、最近、腹だけ出てきちゃって前かがみになるとキツい(笑)と…

自分の机の上を盆栽のように育てよう!という発想に驚いた本

片付けない技術 作者: 岩波邦明 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2015/06/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 私に片づけられない言い訳を教えてくれる救世主のような一冊!!↓ではありませんでした(笑)どんな内容かといいますと・・・・。

「ぬけともれ」も大事かな?という話

多動力 (NewsPicks Book) 作者: 堀江貴文 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/05/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 堀江さんの「多動力」を読んだ時に思った話。今さらながらですが、頭の良い人だなぁと思いました。頭の良さにもい…

文章と心の中の部屋の関係の話

みみずくは黄昏に飛びたつ 作者: 川上未映子,村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/04/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (22件) を見る 人に文章を読んでもらうって事は例えるなら自分の家に読み手を招き入れるって事だ…

ウーピー・ゴールドバーグとキューピーコーワゴールドくらい違う

今の時代ほど、世界中でたくさんの人たちがあちらこちらで文書を書いたりあらゆる場所で読んだりしている時代ってないですよね。今から30年くらい前の感覚で考えてみましょう。ごく普通に生活している人たちがブログなどの媒体を使って、自分の考えているこ…

ネタを創ることこそ書く楽しみかもという話

「自分探しなんて人生じゃない。自分作りこそ人生だ」(バーナード・ショー)という言葉があります。この考え方って文章を書くことにも通じる気がするんですよね。で、僕的には勝手に以下のように脳内変換しているんです。「ネタを探すだけなんて楽しくない…

接続詞は道路標識のようなものかもしれない、という話

前から思っていたんですが文章を書くということって、旅をしているようなものではないでしょうか?といいますのも旅っていうものは今ある場所を離れて違う場所へ行って帰ってくることですよね。行きて帰りし物語。

ジョブ理論からAppleの成功の秘密を推理する

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション) 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダン…

SONYのaiboが発売されたというニュースを聞いて思い出したルンバもどきの偉大すぎる仕事の話

japan.cnet.com aiboの発売開始のニュースを見て思い出した話。精神科医の名越康文さんがどこかで話していた話。(正確には覚えていないので以下私の中で適当に意訳)ルンバもどきを買ったけどあまり使わないので田舎で一人暮らしをしている高齢の母親にあげ…

ぬいぐるみとかおもちゃは子どもたちに何を与えてくれるのか?という話。

チヨ子 (光文社文庫) 作者: 宮部みゆき 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2011/07/12 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (56件) を見る この本は短編集なんですがタイトル作の「チヨ子」という作品はぬいぐるみがモチーフの不思…

最近ど忘れが気になるという方へ記憶の7つのエラーという分類法を紹介します。

なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎 作者: ダニエル・L.シャクター,Daniel L. Schacter,春日井晶子 出版社/メーカー: 日本経済新聞社 発売日: 2002/04 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る 先…

良い大衆小説を読むと毎日の楽しさを受信する感度が高くなるという話

月の満ち欠け 第157回直木賞受賞 作者: 佐藤正午 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/04/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (25件) を見る 生まれ変わり。輪廻転生ともいいますが、どうでしょう?もしもあなたのところに知らない誰かが訪ねてき…

記憶を保ったまま服を着替えるように身体を乗り換えれば人は不死になるのか?という話。

カノン (河出文庫) 作者: 中原清一郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/12/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 人とは何か?記憶こそがその人だ、という考え方がある。とすると記憶だけを保存して、服を着替えるように身体とい…

記憶とは思い出すたびに製造されるものらしいという話。

なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF) 作者: スーザン・A.クランシー,Susan A. Clancy,林雅代 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2006/08/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (38件) を見る この本は…

シンギュラリティとは見えないタイセイホウカンみたいなものか?

シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき 作者: レイ・カーツワイル,NHK出版 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016/04/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る ターミネーター。マトリックス。さ…

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのかを 教えてくれるのが人工知能かもしれないな、という話

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則 作者: ケヴィン・ケリー 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016/07/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る 人工知能が人間にとっていちばん役立つことは何か?つまり人工知能…

愛されることと理解されることの二者択一だったらどっちを選ぶか?を考えさせられる1984という小説

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫) 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2009/07/18 メディア: ペーパーバック 購入: 38人 クリック: 329回 この商品を含むブログ (349件) を見る 昨年にトランプが大統領に就任した…

もしも私が悪い天才科学者だったのなら

AIの遺電子 1 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 山田胡瓜 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2016/04/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (5件) を見る このマンガの世界観の設定が興味深い。人工の10%がヒューマノイドという近未来世界。…

鬼速PDCAを超える神速PDCAとは?

鬼速PDCA 作者: 冨田和成 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) 発売日: 2016/10/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 鬼速PDCAという本がありましたが、人工知能による社会のAI化というのは、モノがPDCAというフレ…

人はなぜ小説を読むのか?という話

蜜柑・尾生の信 他十八篇 (岩波文庫) 作者: 芥川竜之介 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/05/17 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 今まで一体何冊の小説を読んできたんだろう?と考えることがあります。たぶんリアルに知り合った人…